It was possible to have met you.
君に 逢えた
I searched you for a long time.
長い間 君を探していた
We believed fate which may meet many times.
別れては 巡り合う運命を 生まれ変わり 繰り返し生きる中で 俺たちは また出逢うことを信じた


詩詠い


「なあ、カイそれなんて歌なんだ?」

 それは、突然だった誰もいないと思って唄っていたからいきなり自分の背後から人に声をかけられるなどと
思っていなかった。

「……」

 答えたくはなかった…子供の頃唄っていてくれた誰かの声に、習ったわけでもないのに
いつの間にか覚えてしまった…歌。

「なぁ、カイってば。聞こえてねぇの?」

 すたすたと側に寄ってきて、勝手にとなりに座る。

「……」

 唄うことを止めて、沈黙を守る別に聞かれて恥ずかしいほど歌が下手なわけではない
ただ、今は誰かに聞かせたくはなかっただけ。

「カイ?」

 カイは立ち上がり、去っていこうとする。
タカオは、反射的に服を掴んだ勢いよく掴まれたそれはカイのバランスを思い切り崩した。

「おい、木ノ宮…!」

「ごめん」

 いきなり、謝られた…いや、確かに謝られる状況なのだろうが倒れたわけでもなく
でも一方的に去っていこうとした俺を、反射的に止めてしまっただけなんだろう。

「別に、倒れたわけでもない…」

 離してくれと、目で促してもますます強く掴むだけ。

「いったい、なんだ…?」

 いい加減じれてきて、問いかけた。

「ごめん…」

「あやまらんでもいいから、答えろ…」

 極力優しく、声をかけた。

「怒んないで…」

 下から、見上げた状態で声を絞り出すように言われたら…折れるしかないだろう。

「お前に、怒ってるわけじゃない」

 だから、もう離せ…。

「……」

 服を掴んだまま、タカオはふるふると頭を降った。

「まだ、何かあるのか?」

「歌…歌のことは聞かないから…」

 カイは、続きを目で促す。

「ここにいてよ…」

 仕方ないとばかりに、カイは、また腰を下ろした。

「綺麗だった…」

 呟くように、囁くようにタカオは隣のカイにしか聞こえない声で。
カイは、意味がよく分からずそのまま黙って聞いていた。

「歩いてたらさ、聞こえてきてさ」

「その、歌声に誘われるみたいに来ちゃったんだ」

「とっても、綺麗な歌声だったから……」

 タカオが、言う言葉をカイは何をいうでもなくただ隣で聞いていた。

「でも、なんか哀しかった…」

「どこかに、いっちゃいそうなきがした」

「意味は、わかんなかったけど…」

 ぽつぽつ、らしくなくタカオは呟いた。
やがて、なんとなく言葉がとぎれて静寂に包まれた。

Also, I want to meet you.
もう一度 お前に逢いたいと
It is my hope.
俺は いつも願っていた

「カイ?」

Even if it changes, I find you.
どれほど 君が変わってしまっても 俺は お前を見つけるよ
Every time I and you meet, we fall in love many times.
そうして また俺とお前は恋をする そう 何度も

「……」

「ありがと」

 風に乗った歌声、その意味は知らないけどタカオの為だけに今は唄われた慰め方を知らない
カイの優しさ。

「聞かれたのは、お前がはじめてだ…」

 聞かせたのもな…。
優しい声で。

「んー、すっごく嬉しい」

 そう言ってタカオが浮かべるのは、満面の笑み。

「そうか…」

「また、うたってくれる?」

 不安げに、服の端をぎゅってつかんで。

「気が向いたらな」

 素っ気なく交わされたけど、断られはしなかった…。

「うん」

 今は、それだけでもいいと思った。

「カイ、ずっと一緒にいような…」

 それに、返事が返されることはなかったけど…。

心が、ほわっと温かかった。




                                            END


 歌、意味不明です…。つーか、いみないです。
そう言うところは気にせず、読んで下さい。

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