Halloween!!

 今日は、楽しみにしていたハロウィンだ…
この日のために、実はこっそりと…準備をしていたりする…
まあ、いろいろと…。

「レイー」

 いつのまにやら、どこかへいってしまったレイに…
俺は、家の中を歩き回って…名前を呼んだ。

「タカオか、ちょっと待っていてくれ…」

なにやら、奥の方でがさごそと漁っているらしい…
今行っても邪魔になるだろうからと
とりあえず、その場に座って待つことにした…。

まさか、まさかレイが…
ハロウィンを知っていると思っていなかった俺は
思いっきり油断しているところに…。

ポタン…

水音がして、足音がちかづいてきた。

「終わったのか、レ…!?!?」

振り向いて、名前を呼ぼうとして
俺は固まった…。

「タカオ?」

まるで、どうした?と、でもいうような
平然とした顔で…。

ドカっ

っと、おかれた物体に俺は驚いた。

「…レ…レイ?」

俺が座っていたために、目の前にどんと突きつけられ
すごく、ビックリした…。

「あぁ、カボチャだ…」

それは、見ればわかるって…
などと、心の中でつっこみながら…。

「おばけカボチャ…」

それは、でかいカボチャだった…
どこで買ってきたんだろうと、的外れなことも思ったり。

「あぁ、そうだ…」

レイは、にっこりと笑った。

「え、あ…もしかして、レイ…ハロウィン知ってたのか?」

俺は、かなり意外に思って…
思いついたまま口にしてみた。

「あぁ、白虎族にもあったからな…」

…何やってたんだ…ハロウィンに。

「そうなのか?」

き、聞きたい…。

「まあ、どちらかと言えば…仮装大会みたいなモノだったがな」

レ、レイの仮装…見てみたい…。

「ほぇ〜」

ま、それは、そこに置いておいて…。

「で、そのデカボチャ、どうすんだ?」

俺は、机の上にでんと置かれたカボチャを指さした…。

「あぁ、これか…」

くるりと、反対を向けられて…
そこで、俺はまた驚くことになった…。

「わ!もう、くりぬいてあったのかよ…一人でよくできたな?」

あのデカカボチャを、ひとりでもくもくと
くり抜くレイを想像すると…笑える。

「あぁ…」

頷いて、そしてふと言い忘れたことを
続けるように…。

「今日は、カボチャづくしだ」

などと、にっこり言われた…。

「……ま、いっか…レイの料理はおいしいからな」

ハロウィンの悪戯ならぬ…

ハロウィンのお菓子…

ハロウィンパーティが始まった…らしい。



                          えんど

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